芙蓉グループの中核総合商社:丸紅【8002】の総合得点は32.8点

日本株:総合得点ランキング
専業主夫
専業主夫

今回は丸紅【8002】について調べてみたいです。

謎の女性教師
謎の女性教師

丸紅ね。現在売上高では五大商社で第5位となっているわね。

専業主夫
専業主夫

5大商社とはどんな企業がありますか?

謎の女性教師
謎の女性教師

三菱商事・三井物産・伊藤忠商事・住友商事・丸紅が5大商社。

例年多くの学生が志望し、就職難易度も高くなると言われているわ。

専業主夫
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確かに!商社は超エリートサラリーマンという感じですからね。

競争は激しいでしょうね。

謎の女性教師
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その一角の丸紅の企業力を調べてみるのも面白いわね。

丸紅は五大商社の一角を担う総合商社ですね。

昔は三井物産・三菱商事と肩を並べたトップ3でした。

しかし、伊藤忠商事や住友商事の台頭により業績が低迷しました。

その後は倒産の危機に直面したり、過去最高益を達成したりなどさまざまな局面を経験しています。

コロナショックで1900億円の赤字を発表したり、翌年は原油高により一転して2253億円の大幅な黒字を発表したりしています。

かなり景気に左右される銘柄ですが、丸紅といえば世間的には一流という肩書がありますよね。

丸紅の現在の株価

日興フロッギーより

丸紅【8002】の8月12日現在の株価は1352円となっています。

長期に見ると、丸紅も他の総合商社と同様に株価が伸びていますね。

丸紅はどんな会社なのか

丸紅は芙蓉グループの中核を担う総合商社です。

芙蓉グループとは安田財閥、浅野財閥、大倉財閥等の系譜を引く企業と富士銀行(現・みずほ銀行)の融資系列からなる企業集団です。

総合商社では純利益第5位というポジションにいます。

紙パルプや穀物、電力で強みをもつ会社です。

ただし、電源構成の多くを石炭火力発電に頼っているため、脱炭素への対応が喫緊の課題となっています。

残念ながら、2022年は売上高が伸び悩み減配を発表しています。

配当は2024年まで下限60円としています。

銘柄を評価する基準と配点

東洋経済新報社で発行している四季報を参考にして、評価基準の成績を点数化します。

評価するカテゴリーは以下のようになります。 (  )内の点数は配点となり、15項目すべてを足し合わせると50点満点となります。

1. リスク情報       (5点)→丸紅【8002】の得点は4点

«評価基準»

5段階評価:1→安全・・・得点5点

      2→比較的安全・・・得点4点

      3→普通・・・得点3点

      4→やや危険・・・得点2点

      5→危険・・・得点1点

日興フロッギーの四季報より

投資リスクは『比較的安全』なので、得点は4点です。

2. PER     (3点)→丸紅【8002】の得点は3点

«評価基準»

  10倍以下→得点3点

  10倍より大きく20倍以下→得点2点

  20倍より大きい→得点1点

日興フロッギーの四季報より

PERは5.7倍なので、得点は3点です。

3. PBR  (3点)→丸紅【8002】の得点は3点

«評価基準»

  1倍以下→得点3点

  1倍より大きく2倍以下→得点2点   

  2倍より大きい→得点1点

『2.  PER』の図より、PBRは0.93倍なので、得点は3点です。

4. 配当利回り (2点)→丸紅【8002】の得点は2点

«評価基準»

  3%以上→得点2点

  1%以上3%未満→得点1点

  0%から1%未満→得点0点

『2.  PER』の図より、配当利回りは4.5%なので、得点は2点です。

5. ROE  (3点)→丸紅【8002】の得点は3点

«評価基準»

  10%以上→得点3点

  8%以上→得点2点   

  8%未満→得点1点

日興フロッギーの四季報より

ROEは23.0%なので、得点は3点です。

6. ROA  (3点)→丸紅【8002】の得点は3点

«評価基準»

  5%以上→得点3点

  3%以上→得点2点

  3%未満→得点1点

『5.  ROE』の図より、ROAは5.1%なので、得点は3点です。

7. 自己資本比率 (3点)→丸紅【8002】の得点は1点

«評価基準»

  60%以上→得点3点

  40%以上60%未満→得点2点

  10%以上40%未満→得点1点

  10%未満→得点0点

『5.  ROE』の図より、自己資本比率はな27.2%ので、得点は1点です。

8. 理論株価 (3点)→丸紅【8002】の得点は3点

«評価基準»

上昇余地  100%以上・・・得点3点

      0%以上100%未満・・・得点2点

      0%未満・・・得点1点

日興フロッギーの四季報より

理論株価は上昇余地が+220.2%なので、得点は3点です。

9. 営業収益推移 (3点)→丸紅【8002】の得点は0点

«評価基準»

  6期前を基準に 5期連続増加→得点3点

         5期中1回だけ減少がある→得点2点

         5期中2回だけ減少がある→得点1点

         5期中3回以上減少がある→得点0点

日興フロッギーの四季報より

売上高推移は5期中3回以上減少があるので、得点は0点です。

10. 当期利益推移 (3点)→丸紅【8002】の得点は0点

«評価基準»

  6期前を基準に 5期連続増加→得点3点

         5期中1回だけ減少がある→得点2点

         5期中2回だけ減少がある→得点1点

         5期中3回以上減少がある→得点0点

日興フロッギーの四季報より

当期利益推移は5期中3回以上減少があるので、得点は0点です。

11. 1株益>1株配当かどうか (3点)→丸紅【8002】の得点は3点

«評価基準»

  ①1株益が1株配当より2倍以上の実績が4期連続→得点3点

  ② ①を1期でも満たせなかったとき、または1株益が1株配当より1倍以上2倍未満の実績が4期連続→得点2点

    ①② ③以外の状況→得点1点

  ③株益が1株配当より少ないのが1期でもある→得点0点

日興フロッギーの四季報より

『1株益>1株配かどうか』は「①の1株益が1株配当より2倍以上の実績が4期連続」なので、得点は3点です。

12. 連続増配     (3点)→丸紅【8002】の得点は0点

«評価基準»

  5期連続増配→得点3点

  5期中、3回以上増配→得点2点

  5期すべて前期と同額配当から5期中3回未満の増配→得点1点

  5期中、1つでも減配がある→得点0点

『11.  1株益>1株配かどうか』の図より、連続増配は「5期中、1つでも減配がある」なので、得点は0点です。

13. 配当性向      (3点)→丸紅【8002】の得点は3点

«評価基準»

  0%より大きく40%以下→得点3点

  40%より大きく60%以下→得点2点

  60%より大きく90%以下→得点1点

  90%より大きいまたは配当なし→得点0点

四季報に載っていないので、別のサイトで調べました。

配当性向は25.5%なので、得点は3点です。

14. 全業種でのポジション (5点)→丸紅【8002】の得点は3点

«評価基準»

 収益性・売上成長性・効率性・安全性・時価総額のそれぞれで

  四季報の評価5→得点1点(0.2×5)

      評価4→得点0.8点(0.2×4)

      評価3→得点0.6点(0.2×3)

      評価2→得点0.4点(0.2×2)

      評価1→得点0.2点(0.2×1)

      評価0→得点0点(0.2×0)

日興フロッギーの四季報より

全業種でのポジションの

収益性→得点は0.4点

売上成長性→得点は0.8点

効率性→得点は0.6点

安全性→得点は0.2点

時価総額→得点は1点

合計で3点となります。

15. 業種内でのポジション (5点)→丸紅【8002】の得点は1.8点

«評価基準»

収益性・売上成長性・効率性・安全性・時価総額のそれぞれで

  四季報の評価5→得点1点(0.2×5)

      評価4→得点0.8点(0.2×4)

      評価3→得点0.6点(0.2×3)

      評価2→得点0.4点(0.2×2)

      評価1→得点0.2点(0.2×1)

      評価0→得点0点(0.2×0)

日興フロッギーの四季報より

全業種でのポジションの

収益性→得点は0.4点

売上成長性→得点は0.8点

効率性→得点は0.6点

安全性→得点は0.2点

時価総額→得点は1点

合計で3点となります。

株主優待情報

丸紅に株主優待はありません。

同業種でのランキング

総合商社の総合得点ランキング

なんと丸紅が総合商社6社の中で第3位となっています。

あの三菱商事よりも得点が高いとは思いませんでした。

日興フロッギーの四季報より

まとめ

丸紅【8002】の総合得点は32.8点となりました。

今年の減配が痛かったですね。

しばらく増配もしないみたいなので、我慢の時期が続くかと思います。

しかし、理論株価は+200%くらいなので、株価の伸びは期待できると思います。

電力に強みがある会社ですが、その大部分は石炭火力発電ですので、脱炭素へ移行できればもっと素晴らしい企業に生まれ変われるでしょう。

配当性向も高くないので、大幅な減配は無いと思います。

配当利回りの高いので魅力的な投資先であることは変わりないですね。

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私がこの日本株の点数化をブログにする理由

何の銘柄を買ったら良いか迷っている初心者個人投資家のみなさんに、投資の指標となる基準をご提供できればと思い、日本株銘柄の点数をつけたブログを日々書いています。

その業界に詳しくなくても、世の中の動きを予想できなくても上がる銘柄を事前に察知できれば株で資産形成ができます。

機関投資家のような人たちは有料情報などの特別なルートから情報を収集して、投資を実行しています。

しかし、私たち一般市民はそのような情報を手に入れることはなかなかできません。

特別な情報を入手できなくても、この点数化によってしっかりとした基準が作れるのかを長期に渡って検証していくつもりです。

50点満点で日本株の銘柄を一つ一つ得点化し、現時点で得点の高い銘柄が将来株価が上がることを証明できれば、これから資産形成をしたいと思っている投資初心者の方のお役に立てるでしょう。

ウォーレン・バフェットのような伝説の投資家も将来の株価を正確に予想することは困難です。

そのため投資はうまくいったり、損をしたりの繰り返しです。

しかし、間違ったところに投資をしなければ将来は確実に資産を増やせるものだと思っています。

将来富をもたらしてくれる優良企業を見つける参考にして頂ければ幸いです。

(注意)この点数化は私独自の評価基準であり、投資を推奨するものではありません。あくまでも投資は自己責任でお願いします。

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