リクルートグループに次いで業界2位:日本エス・エイチ ・エル【4327】の総合得点は40点

日本株:総合得点ランキング
専業主夫
専業主夫

マネックス証券の10年スクリーニングを使っていたら

日本エス・エイチ ・エルという売上が右肩上がりの企業が

出てきました。

あまり聞いたことはないのですが、

どのような企業なのでしょうか。

謎の女性教師
謎の女性教師

企業が人材採用や研修などに行う適性テストの

販売が主力としている会社ね。

業界のシェアは約3割で、

リクルートに次いで2位のようよ。

専業主夫
専業主夫

シェア3割はすごいですね。

しかも、あの有名なリクルートに次いで2位なんですね。

謎の女性教師
謎の女性教師

基本的にトップ企業は有名だけど、

2位の企業の知名度は低いわよね。

だから、あまり知られていないのよ。

専業主夫
専業主夫

ということはこれから有望株になる可能性もありますか?

謎の女性教師
謎の女性教師

そうね。

実はこの会社は大手企業との結びつきも強いし、

非常に商品力がある会社のようなので、

これからも業績は右肩上がりの可能性が高いわ。

  1. はじめに、企業を採点する目的について簡単に説明します
  2. 日本エス・エイチ ・エル【4327】の現在の株価は2714円
  3. 日本エス・エイチ ・エル【4327】をピックアップした情報源
  4. 日本エス・エイチ ・エル【4327】はどんな会社なのか
  5. 銘柄を評価する基準と配点
    1. 1. リスク情報       (5点)→日本エス・エイチ ・エル【4327】の得点は5点
    2. 2. PER     (3点)→日本エス・エイチ ・エル【4327】の得点は2点
    3. 3. PBR  (3点)→日本エス・エイチ ・エル【4327】の得点は1点
    4. 4. 配当利回り (2点)→日本エス・エイチ ・エル【4327】の得点は2点
    5. 5. ROE  (3点)→日本エス・エイチ ・エル【4327】の得点は3点
    6. 6. ROA  (3点)→日本エス・エイチ ・エル【4327】の得点は3点
    7. 7. 自己資本比率 (3点)→日本エス・エイチ ・エル【4327】の得点は3点
    8. 8. 理論株価 (3点)→日本エス・エイチ ・エル【4327】の得点は1点
    9. 9. 売上高推移 (3点)→日本エス・エイチ ・エル【4327】の得点は3点
    10. 10. 当期利益推移 (3点)→日本エス・エイチ ・エル【4327】の得点は3点
    11. 11. 1株益>1株配当かどうか (3点)→日本エス・エイチ ・エル【4327】の得点は2点
    12. 12. 連続増配     (3点)→日本エス・エイチ ・エル【4327】の得点は3点
    13. 13. 配当性向      (3点)→日本エス・エイチ ・エル【4327】の得点は2点
    14. 14. 全業種でのポジション (5点)→日本エス・エイチ ・エル【4327】の得点は3.6点
    15. 15. 業種内でのポジション (5点)→日本エス・エイチ ・エル【4327】の得点は3.4点
  6. 株主優待情報
  7. まとめ
  8. 私がこの日本株の点数化をブログにする理由

はじめに、企業を採点する目的について簡単に説明します

企業の四季報などの資料を専業主夫の独自基準で採点することによって、将来伸びる企業であるのか、そうでないのかを判定できることを目指しています。

個別株にお悩みのお方のお力になればと思って、日々ブログを更新しております。

詳しい説明は、目次の最後「私がこの日本株の点数化をブログにする理由」に載せております。

よろしくお願いいたします。

日本エス・エイチ ・エル【4327】の現在の株価は2714円

日興フロッギーより

日本エス・エイチ ・エル【4327】の株価は9月16日現在で一株2714円となっています。

2021年に3400円近くまで上がりましたが、その後急激に2400円を割るまで下がりました。

しかし、その後は上下を繰り返しているものの株価は上昇傾向にあるようです。

日本エス・エイチ ・エル【4327】をピックアップした情報源

«得点化する企業を選んだ情報源»

①マネックス証券の10年スクリーニングで選抜した銘柄

②テレビ番組の株式の達人や証券マンの選んだ銘柄

③雑誌の専門家が選んだ銘柄

④専業主夫(私)が独自で良いと思った銘柄

⑤株主優待の新設・拡充の速報からの銘柄(改悪・廃止は除く)

⑥良い銘柄かはわからないが、純粋に興味があったから

今回の日本エス・エイチ ・エル【4327】は①のスクリーニングにより選出しました。

連続増収年数(売上高)が連続9期以上

連続増益年数(営業利益)が連続9期以上

連続増益年数(経常利益)が連続9期以上

連続増益年数(当期利益)が連続9期以上

10年間の最高更新(売上高)になったもの

という条件で21件の銘柄が抽出されました。

その中で日本エス・エイチ ・エル【4327】はニッチな市場でリクルートに次いで確固たる地位を築いているようなので分析をしてみることにしました。

日本エス・エイチ ・エル【4327】はどんな会社なのか

企業が人材採用や研修などでおこなう適性テストの販売が主力となっています。

業界の市場はニッチであり、シェアは約3割となり、リクルートグループに次いで2位の地位を獲得しています。

社員向けの職務適性テストやマネジャー適性テストなどの適性検査商品も販売しています。

社員に対するコンサルティングや面接トレーニングなども実施し、 人材開発関連サービスを提供している会社です。

新卒者向け適性テストのWeb版が堅調に増加しています。

コロナ後を見据えた企業の採用意欲の高まりが業績の右肩上がりを支えているようです。

銘柄を評価する基準と配点

東洋経済新報社で発行している四季報を参考にして、評価基準の成績を点数化します。

評価するカテゴリーは以下のようになります。 (  )内の点数は配点となり、15項目すべてを足し合わせると50点満点となります。

1. リスク情報       (5点)→日本エス・エイチ ・エル【4327】の得点は5点

«評価基準»

5段階評価:1→安全・・・得点5点

      2→比較的安全・・・得点4点

      3→普通・・・得点3点

      4→やや危険・・・得点2点

      5→危険・・・得点1点

日興フロッギーの四季報より

投資リスクは『安全』なので、得点は5点です。

2. PER     (3点)→日本エス・エイチ ・エル【4327】の得点は2点

«評価基準»

  10倍以下→得点3点

  10倍より大きく20倍以下→得点2点

  20倍より大きい→得点1点

日興フロッギーの四季報より

PERは15.4倍なので、得点は2点です。

3. PBR  (3点)→日本エス・エイチ ・エル【4327】の得点は1点

«評価基準»

  1倍以下→得点3点

  1倍より大きく2倍以下→得点2点   

  2倍より大きい→得点1点

『2.  PER』の図より、PBRは2.87倍なので、得点は1点です。

4. 配当利回り (2点)→日本エス・エイチ ・エル【4327】の得点は2点

«評価基準»

  3%以上→得点2点

  1%以上3%未満→得点1点

  0%から1%未満→得点0点

『2.  PER』の図より、配当利回りは3.16%なので、得点は2点です。

5. ROE  (3点)→日本エス・エイチ ・エル【4327】の得点は3点

«評価基準»

  10%以上→得点3点

  8%以上→得点2点   

  8%未満→得点1点

日興フロッギーの四季報より

ROEは18.4%なので、得点は3点です。

6. ROA  (3点)→日本エス・エイチ ・エル【4327】の得点は3点

«評価基準»

  5%以上→得点3点

  3%以上→得点2点

  3%未満→得点1点

『5.  ROE』の図より、ROAは15.2%なので、得点は3点です。

7. 自己資本比率 (3点)→日本エス・エイチ ・エル【4327】の得点は3点

«評価基準»

  60%以上→得点3点

  40%以上60%未満→得点2点

  10%以上40%未満→得点1点

  10%未満→得点0点

『5.  ROE』の図より、自己資本比率は86.1%なので、得点は3点です。

自己資本比率は86.1%はかなり財務面で安心できる数字ですね。

8. 理論株価 (3点)→日本エス・エイチ ・エル【4327】の得点は1点

«評価基準»

上昇余地  100%以上・・・得点3点

      0%以上100%未満・・・得点2点

      0%未満・・・得点1点

日興フロッギーの四季報より

理論株価は上昇余地が-3.4%なので、得点は1点です。

9. 売上高推移 (3点)→日本エス・エイチ ・エル【4327】の得点は3点

«評価基準»

  6期前を基準に 5期連続増加→得点3点

         5期中1回だけ減少がある→得点2点

         5期中2回だけ減少がある→得点1点

         5期中3回以上減少がある→得点0点

日興フロッギーの四季報より

売上高推移は5期連続増加なので、得点は3点です。

10. 当期利益推移 (3点)→日本エス・エイチ ・エル【4327】の得点は3点

«評価基準»

  6期前を基準に 5期連続増加→得点3点

         5期中1回だけ減少がある→得点2点

         5期中2回だけ減少がある→得点1点

         5期中3回以上減少がある→得点0点

日興フロッギーの四季報より

当期利益推移は5期連続増加なので、得点は3点です。

11. 1株益>1株配当かどうか (3点)→日本エス・エイチ ・エル【4327】の得点は2点

«評価基準»

  ①1株益が1株配当より2倍以上の実績が4期連続→得点3点

  ② ①を1期でも満たせなかったとき、または1株益が1株配当より1倍以上2倍未満の実績が4期連続→得点2点

    ①② ③以外の状況→得点1点

  ③株益が1株配当より少ないのが1期でもある→得点0点

日興フロッギーの四季報より

『1株益>1株配かどうか』は「② ①を1期でも満たせなかったとき、または1株益が1株配当より1倍以上2倍未満の実績が4期連続」なので、得点は2点です。

12. 連続増配     (3点)→日本エス・エイチ ・エル【4327】の得点は3点

«評価基準»

  5期連続増配→得点3点

  5期中、3回以上増配→得点2点

  5期すべて前期と同額配当から5期中3回未満の増配→得点1点

  5期中、1つでも減配がある→得点0点

『11.  1株益>1株配かどうか』の図より、連続増配は5期連続増配なので、得点は3点です。

特別配当があるので、減配しているように見えますが、通常配当は連続増配中です。

13. 配当性向      (3点)→日本エス・エイチ ・エル【4327】の得点は2点

«評価基準»

  0%より大きく40%以下→得点3点

  40%より大きく60%以下→得点2点

  60%より大きく90%以下→得点1点

  90%より大きいまたは配当なし→得点0点

四季報に載っていないので、別のサイトで調べました。

配当性向は59.3%なので、得点は2点です。

14. 全業種でのポジション (5点)→日本エス・エイチ ・エル【4327】の得点は3.6点

«評価基準»

 収益性・売上成長性・効率性・安全性・時価総額のそれぞれで

  四季報の評価5→得点1点(0.2×5)

      評価4→得点0.8点(0.2×4)

      評価3→得点0.6点(0.2×3)

      評価2→得点0.4点(0.2×2)

      評価1→得点0.2点(0.2×1)

      評価0→得点0点(0.2×0)

日興フロッギーの四季報より

全業種でのポジションの

収益性→得点は1点

売上成長性→得点は0.8点

効率性→得点は0.2点

安全性→得点は1点

時価総額→得点は0.6点

合計で3.6点となります。

15. 業種内でのポジション (5点)→日本エス・エイチ ・エル【4327】の得点は3.4点

«評価基準»

収益性・売上成長性・効率性・安全性・時価総額のそれぞれで

  四季報の評価5→得点1点(0.2×5)

      評価4→得点0.8点(0.2×4)

      評価3→得点0.6点(0.2×3)

      評価2→得点0.4点(0.2×2)

      評価1→得点0.2点(0.2×1)

      評価0→得点0点(0.2×0)

日興フロッギーの四季報より

業種内でのポジションの

収益性→得点は1点

売上成長性→得点は0.6点

効率性→得点は0.2点

安全性→得点は1点

時価総額→得点は0.6点

合計で3.4点となります。

株主優待情報

日本エス・エイチ ・エル【4327】は現段階では株主優待制度は実施していません。

まとめ

日本エス・エイチ ・エル【4327】の総合得点は40点となりました。

小さい会社ですので高得点を取るチャンスがあるとはいえ、40点というのは素晴らしい数字です。

日本エス・エイチ ・エル【4327】は人材採用や研修などに行う適性テストの販売を主力とするニッチな市場で確固たる地位を築いている会社です。

理論株価でもあまり上昇余地が無いようですが、自己資本比率が86.1%というようなかなり財務面で安心できる会社です。

緩やかではありますが、業績もずっと右肩上がりです。

配当の面でも連続増配を行っていたり、特別配当を出したりしているので、投資家にはとても良い銘柄のように感じます。

キャピタルゲイン狙いというよりもインカムゲインを狙う銘柄ですね。

私がこの日本株の点数化をブログにする理由

何の銘柄を買ったら良いか迷っている初心者個人投資家のみなさんに、投資の指標となる基準をご提供できればと思い、日本株銘柄の点数をつけたブログを日々書いています。

その業界に詳しくなくても、世の中の動きを予想できなくても上がる銘柄を事前に察知できれば株で資産形成ができます。

機関投資家のような人たちは有料情報などの特別なルートから情報を収集して、投資を実行しています。

しかし、私たち一般市民はそのような情報を手に入れることはなかなかできません。

特別な情報を入手できなくても、この点数化によってしっかりとした基準が作れるのかを長期に渡って検証していくつもりです。

50点満点で日本株の銘柄を一つ一つ得点化し、現時点で得点の高い銘柄が将来株価が上がることを証明できれば、これから資産形成をしたいと思っている投資初心者の方のお役に立てるでしょう。

ウォーレン・バフェットのような伝説の投資家も将来の株価を正確に予想することは困難です。

そのため投資はうまくいったり、損をしたりの繰り返しです。

しかし、間違ったところに投資をしなければ将来は確実に資産を増やせるものだと思っています。

将来富をもたらしてくれる優良企業を見つける参考にして頂ければ幸いです。

(注意)この点数化は私独自の評価基準であり、投資を推奨するものではありません。あくまでも投資は自己責任でお願いします。

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