ベトナム進出のパイオニア 双日【2768】の総合得点は32.2点

日本株:総合得点ランキング
日興フロッギーより

双日【2768】は総合商社7社の中で最も小さな総合商社となっています。

一番小さい総合商社だから点数が低いというわけではありませんので、調べてみました。

結果は32.2点となり、まずまずの点数です。

なんと、三菱商事と同点という成績になっています。

コロナ禍でその影響が未だに尾を引く中、双日の業績については双日が発足以来最高益となりました。

このまま伸び続けてくれる会社になってくれるといいですね。

四季報などでは今後も利益を出す会社になるという予想になっています。

双日【2768】の現在の株価

8月1日現在で株価は2041円となっております。

コロナショックで大きく暴落してから、V字回復をしました。

コロナ以前の株価まで回復しています。

今後株価2200円を超えればどんどん株価が上昇する可能性ありですね。

双日【2768】はどんな会社なのか

双日は、長い歴史を持つニチメンと日商岩井が経営統合することによって誕生した会社です。

160年以上にわたって多くの国と地域の発展を、ビジネスという側面からサポートしてきたという実績があります。

国内外約400社の連結対象会社とともに、世界の多くの国で事業を展開する総合商社です。

ボーイングの日本総代理店として航空機、さらに木材・肥料・海外での自動車販売事業に強みがあります。

他の商社に先駆けてベトナムに進出した歴史もあります。

そのベトナムでは家庭紙や食品流通などの事業を展開しています。

ロシア自動車販売が停滞し、原料高で肥料は失速しています。

しかし、金属・資源の利益は拡大、インフラは順調に推移し、化学部門も堅調です。

さらに米国の省エネ投資案件などが貢献し最高純益を達成しました。

コロナショックで配当は減配しましたが、今後は連続増配の予定です。

銘柄を評価する基準と配点

東洋経済新報社で発行している四季報を参考にして、評価基準の成績を点数化します。

評価するカテゴリーは以下のようになります。 (  )内の点数は配点となり、15項目すべてを足し合わせると50点満点となります。

1. リスク情報       (5点)→双日【2768】の得点は4点

«評価基準»

5段階評価:1→安全・・・得点5点

      2→比較的安全・・・得点4点

      3→普通・・・得点3点

      4→やや危険・・・得点2点

      5→危険・・・得点1点

日興フロッギーの四季報より

投資リスクは『比較的安全』なので、得点は4点です。

2. PER     (3点)→双日【2768】の得点は3点

«評価基準»

  10倍以下→得点3点

  10倍より大きく20倍以下→得点2点

  20倍より大きい→得点1点

日興フロッギーの四季報より

PERは5.8倍なので、得点は3点です。

3. PBR  (3点)→双日【2768】の得点は3点

«評価基準»

  1倍以下→得点3点

  1倍より大きく2倍以下→得点2点   

  2倍より大きい→得点1点

『2.  PER』の図より、PBRは0.64倍なので、得点は3点です。

4. 配当利回り (2点)→双日【2768】の得点は2点

«評価基準»

  3%以上→得点2点

  1%以上3%未満→得点1点

  0%から1%未満→得点0点

『2.  PER』の図より、配当利回りは5.52%なので、得点は2点です。

5. ROE  (3点)→双日【2768】の得点は3点

«評価基準»

  10%以上→得点3点

  8%以上→得点2点   

  8%未満→得点1点

日興フロッギーの四季報より

ROEは12.2%なので、得点は3点です。

6. ROA  (3点)→双日【2768】の得点は2点

«評価基準»

  5%以上→得点3点

  3%以上→得点2点

  3%未満→得点1点

『5.  ROE』の図より、ROAは3.1%なので、得点は2点です。

7. 自己資本比率 (3点)→双日【2768】の得点は1点

«評価基準»

  60%以上→得点3点

  40%以上60%未満→得点2点

  10%以上40%未満→得点1点

  10%未満→得点0点

『5.  ROE』の図より、自己資本比率は27.4%なので、得点は1点です。

8. 理論株価 (3点)→双日【2768】の得点は3点

«評価基準»

上昇余地  100%以上・・・得点3点

      0%以上100%未満・・・得点2点

      0%未満・・・得点1点

日興フロッギーの四季報より

理論株価は+184.0%なので、得点は3点です。

9. 営業収益推移 (3点)→双日【2768】の得点は0点

«評価基準»

  6期前を基準に 5期連続増加→得点3点

         5期中1回だけ減少がある→得点2点

         5期中2回だけ減少がある→得点1点

         5期中3回以上減少がある→得点0点

日興フロッギーの四季報より

売上高推移は5期中3回以上減少があるので、得点は0点です。

10. 当期利益推移 (3点)→双日【2768】の得点は0点

«評価基準»

  6期前を基準に 5期連続増加→得点3点

         5期中1回だけ減少がある→得点2点

         5期中2回だけ減少がある→得点1点

         5期中3回以上減少がある→得点0点

日興フロッギーの四季報より

当期利益推移は5期中3回以上減少があるので、得点は0点です。

11. 1株益>1株配当かどうか (3点)→双日【2768】の得点は3点

«評価基準»

  ①1株益が1株配当より2倍以上の実績が4期連続→得点3点

  ② ①を1期でも満たせなかったとき、または1株益が1株配当より1倍以上2倍未満の実績が4期連続→得点2点

    ①② ③以外の状況→得点1点

  ③株益が1株配当より少ないのが1期でもある→得点0点

日興フロッギーの四季報より

『1株益>1株配かどうか』は①1株益が1株配当より2倍以上の実績が4期連続なので、得点は3点です。

12. 連続増配     (3点)→双日【2768】の得点は0点

«評価基準»

  5期連続増配→得点3点

  5期中、3回以上増配→得点2点

  5期すべて前期と同額配当から5期中3回未満の増配→得点1点

  5期中、1つでも減配がある→得点0点

『11.  1株益>1株配かどうか』の図より、連続増配は5期中、1つでも減配があるので、得点は0点です。

13. 配当性向      (3点)→双日【2768】の得点は3点

«評価基準»

  0%より大きく40%以下→得点3点

  40%より大きく60%以下→得点2点

  60%より大きく90%以下→得点1点

  90%より大きいまたは配当なし→得点0点

四季報に載っていないので、別のサイトで調べました。

配当性向は30.1%なので、得点は3点です。

14. 全業種でのポジション (5点)→双日【2768】の得点は3点

«評価基準»

 収益性・売上成長性・効率性・安全性・時価総額のそれぞれで

  四季報の評価5→得点1点(0.2×5)

      評価4→得点0.8点(0.2×4)

      評価3→得点0.6点(0.2×3)

      評価2→得点0.4点(0.2×2)

      評価1→得点0.2点(0.2×1)

      評価0→得点0点(0.2×0)

日興フロッギーの四季報より

全業種でのポジションの

収益性→得点は0.6点

売上成長性→得点は0.8点

効率性→得点は0.4点

安全性→得点は0.2点

時価総額→得点は1点

合計で3点となります。

15. 業種内でのポジション (5点)→双日【2768】の得点は2.2点

«評価基準»

収益性・売上成長性・効率性・安全性・時価総額のそれぞれで

  四季報の評価5→得点1点(0.2×5)

      評価4→得点0.8点(0.2×4)

      評価3→得点0.6点(0.2×3)

      評価2→得点0.4点(0.2×2)

      評価1→得点0.2点(0.2×1)

      評価0→得点0点(0.2×0)

日興フロッギーの四季報より

業種内でのポジションの

収益性→得点は0.4点

売上成長性→得点は0.4点

効率性→得点は0.4点

安全性→得点は0.6点

時価総額→得点は0.4点

合計で2.2点となります。

双日【2768】の株主優待情報

双日【2768】は株主優待は実施していません。

双日【2768】のまとめ

総合商社で一番小さい双日【2768】は総合得点は32.2点となりました。

総合商社トップ級の三菱商事と同点です。

コロナショックを乗り切り最高益を達成していますので、期待が持てます。

PERやPBRも驚くほどの割安を示していますので、まだまだ買い時かもしれませんね。

コロナショックでの減配がなければ非常に良い銘柄となっていたでしょう。

同業種でのランキングは双日が第3位

日興フロッギーの四季報より

やはり時価総額が小さな会社ですね。

しかし、その総合商社の中では一番の株価の伸びを示しています。

これは双日【2768】が今後伸びていくという予想の現れでしょう。

総合商社7社のうち5つの総合商社の総合得点を出しましたので、ランキング表にしました。

双日は第3位となっています。

今後総合得点がどんどん上がっていくことを期待します。

総合商社系の関連銘柄のリンク

私がこの日本株の点数化をブログにする理由

何の銘柄を買ったら良いか迷っている初心者個人投資家のみなさんに、投資の指標となる基準をご提供できればと思い、日本株銘柄の点数をつけたブログを日々書いています。

その業界に詳しくなくても、世の中の動きを予想できなくても上がる銘柄を事前に察知できれば株で資産形成ができます。

機関投資家のような人たちは有料情報などの特別なルートから情報を収集して、投資を実行しています。

しかし、私たち一般市民はそのような情報を手に入れることはなかなかできません。

特別な情報を入手できなくても、この点数化によってしっかりとした基準が作れるのかを長期に渡って検証していくつもりです。

50点満点で日本株の銘柄を一つ一つ得点化し、現時点で得点の高い銘柄が将来株価が上がることを証明できれば、これから資産形成をしたいと思っている投資初心者の方のお役に立てるでしょう。

ウォーレン・バフェットのような伝説の投資家も将来の株価を正確に予想することは困難です。

そのため投資はうまくいったり、損をしたりの繰り返しです。

しかし、間違ったところに投資をしなければ将来は確実に資産を増やせるものだと思っています。

将来富をもたらしてくれる優良企業を見つける参考にして頂ければ幸いです。

(注意)この点数化は私独自の評価基準であり、投資を推奨するものではありません。あくまでも投資は自己責任でお願いします。

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