
ペッパーフードサービスの株主になり、楽しみにしていた株主優待券を実際に使ってきました。
しかも、すでに2回利用しています。
結論から先に言うと、1回目と2回目では「株主になってよかったのだろうか?」という気持ちが180度近く変わりました。
1回目は、「優待がなければ、もう食べに来なくてもいいかな……」と思うほど少し残念な結果。
ところが2回目は、「これはおいしい。株主優待をもらえてよかった!」と思える食事になりました。
今回は、私が実際にペッパーフードサービスの株主優待を使って「いきなり!ステーキ」で食事をした体験談とともに、現在の株主優待制度、そしてペッパーフードサービスの業績や財務状況についても見ていきたいと思います。
株主優待目的でペッパーフードサービスの株を検討している方にも、参考になれば幸いです。
- 1回目の株主優待利用|ワイルドステーキのランチを食べてみた
- そこで2回目は「一番柔らかそうな肉」を選んでみた
- 1回目「株主になって大丈夫?」→2回目「優待があってよかった」
- ペッパーフードサービスの株主優待制度はどうなっている?
- 優待券は500円単位で支払えるので使いやすい
- 実は優待を使っても「肉マイレージ」の対象になる
- 優待券には有効期限があるので注意
- では、肝心のペッパーフードサービスの業績はどうなのか
- いきなり!ステーキ事業が業績を牽引
- 2026年通期予想も上方修正された
- ただし「黒字になったから安心」とは考えない
- 財務状況は以前より改善している
- 優待投資で私が大切だと思ったこと
- 「一番安いメニューを優待で食べる」が正解とは限らない
- 優待は「無料で食べる券」ではなく「少し贅沢する券」と考える
- ペッパーフードサービスの株主優待で確認しておきたいポイント
- 今後注目したいのは「客数」と「利益」
- まとめ|2回目の優待利用で「株主になってよかった」と思えた
1回目の株主優待利用|ワイルドステーキのランチを食べてみた
最初に株主優待を利用したのは、2026年7月ごろです。
せっかく株主優待をもらったので、1回の食事で3,000円程度の優待券を使ってみようと考えていました。
そこで1回目に選んだのが、いきなり!ステーキの定番ともいえるワイルドステーキのランチです。
ワイルドステーキのよいところは、やはりボリュームです。
実際に食べてみても、「この量ならお腹いっぱいになる」という点ではかなり満足できました。
しかし、私にとって大きな問題がありました。
とにかく肉が硬かった!
これはあくまで、私がその日に食べた店舗・商品についての個人的な感想ですが、肉がかなり硬く感じました。
たまたま私の肉だけが運悪く硬かったのであれば問題はありません。
その肉は、噛んで味わうというより、最後は飲み込むような感じになってしまったというのが率直な感想です。
もちろん、ワイルドステーキは赤身肉らしい肉々しさや食べ応えを楽しむ商品だと思いますし、好みは人それぞれです。
しかし私の場合、「量は多くて満足だけれど、おいしさという点では厳しいな」と感じてしまいました。
優待券を使っているので財布への負担感は小さいのですが、もしこれを全額自分のお金で支払っていたら、「次もまた食べたい」とは思わなかったと思います。
正直、このときは、「ペッパーフードサービスの株主になって大丈夫だっただろうか……」と少し不安になりました。
株主優待は、優待券をもらうこと自体が目的ではありません。
その優待券を使って、「またこの会社のお店に行きたい」と思えることが重要だと私は考えています。
そういう意味では、1回目の株主優待体験は少し残念なものになりました。
そこで2回目は「一番柔らかそうな肉」を選んでみた
1回目の反省を生かして、2026年9月に入ってから2回目の株主優待を使いました。
今回考えたことは非常に単純です。
そこで選んだのが、特選ヒレステーキのランチです。
ヒレ肉であれば一般的に脂肪が比較的少なく、柔らかい部位として知られています。
ワイルドステーキとは全く違う食感を期待して注文しました。
そして、実際に食べてみると……
これは本当に柔らかかったです。
1回目のワイルドステーキとは印象が全く違いました。
ナイフで切りやすく、口に入れても柔らかい。
そして何より、「肉を食べている」という満足感がありながら、とてもおいしい。
150gでは少し物足りなかった。でも「また食べたい」
今回食べた特選ヒレステーキは150gでした。
味については大満足だったのですが、量については、「もう少し食べたいな」というのが正直なところでした。
1回目のワイルドステーキは硬くて不満でしたが、量については満足。
2回目の特選ヒレステーキは味について非常に満足ですが、量が少ない。
こうなると次に考えることは自然に決まってきます。
次回は、4,000円程度になる特選ヒレステーキ200gを食べてみようかなと思っています。
家族全員で株主になれば、優待券の使用は枚数制限がないので、特選ヒレステーキ200gもいけます。
株主優待を本当に楽しむには、美味しくてお腹いっぱい食べられることが一番ですよね。
次回は特選ヒレステーキ200gに挑戦してみたいと本気で考えています。
1回目「株主になって大丈夫?」→2回目「優待があってよかった」
この2回の食事で、ペッパーフードサービスに対する私自身の印象はかなり変わりました。
1回目にいきなり!ステーキを訪れ、ワイルドステーキを食べたあと、「これなら優待がなければ来ないかもしれない」。
そして、「この会社の株主になったことは大丈夫だったのだろうか」という不安がありました。
ところが2回目の特選ヒレステーキを食べたあとは、「これはまた食べたい」。
そして、「株主優待をもらえるのはうれしい」という気持ちになりました。
同じ「いきなり!ステーキ」でも、何を注文するかによって満足度がこれほど変わるというのは、実際に株主優待を使ってみなければ分からなかったことです。
ペッパーフードサービスの株主優待制度はどうなっている?
ここからは、株主として重要な株主優待制度について確認していきます。
ペッパーフードサービスは2022年に一度株主優待制度を廃止しましたが、その後、2024年12月末を基準日として株主優待制度を再開しました。
再開したということから、私の中で再び優待廃止というリスクは少ないのではないかと判断しています。
さらに制度が変更され、現在は6月末と12月末の年2回が株主優待の基準日になっています。
現在の主な優待内容は次のようになっています。
(上記の画像は個人で作成したイメージ画像です)
500株以上5,000株未満
または
3,000円相当の自社商品
年2回の基準日がありますので、両方の基準日に条件を満たせば、年間6,000円相当になります。
5,000株以上1万株未満
年2回なら年間12,000円相当
1万株以上
年2回なら年間18,000円相当
私の場合は、この株主優待券を使って実際に食事を楽しんでいるということになります。
私は、5,000株以上の株式の購入は家計的に無理なので、500株を家族で3人分保有しています。
家族は4人なので、あと500株購入したいのですが、その資金の捻出に頭を悩ませているところです。
優待券は500円単位で支払えるので使いやすい
お食事券は500円券になっています。
500株以上の場合は、500円券×6枚=3,000円分です。
この方式は個人的にはかなり使いやすいと思います。
3,000円を一度に使う必要はありません。
例えば、1,500円使って残り1,500円を次回に使うといったこともできます。
ただし、優待券の金額が会計金額を超えても、お釣りは出ません。
端数が発生した場合の具体的な利用方法については、利用前に店舗で確認しておくと安心です。
ちなみに、ジェフグルメカードであればお釣りが出ますので、ジェフグルメカードが欲しい方は、それを優待にしている企業を探してみるのもよいでしょう。
実は優待を使っても「肉マイレージ」の対象になる
ここは、いきなり!ステーキをよく利用する株主にはうれしいポイントです。
会社の株主優待ページによると、株主優待のお食事券を利用した場合でも、肉マイレージ付与の対象になります。
肉マイレージとは?
いきなり!ステーキの公式アプリで利用できる会員サービスです。
現在は、会計金額100円(税込)ごとに20g相当の肉マイレージが貯まり、貯まった量に応じてシルバー、ゴールド、プラチナ、ダイヤモンドなどへランクアップしていきます。
ランクに応じて誕生日クーポンなどの特典があり、アプリ会員向けのキャンペーンが行われることもあります。
という使い方ができるわけです。
これは株主優待ユーザーにはかなりありがたい仕組みだと思います。
優待券には有効期限があるので注意
優待券には有効期限があります。
6月末基準
→10月下旬ごろ発送
→翌年4月末まで
12月末基準
→4月下旬ごろ発送
→10月末まで
せっかく株を保有して優待をもらったのに、使わずに期限切れにしてしまったら非常にもったいないです。
優待目的で保有する場合は、自宅や職場の近くに利用できる店舗があるかという点もかなり重要だと思います。
優待金額だけを見て株を買うのではなく、「半年以内に実際に何回行けそうか」などを考えてから投資したほうがよいでしょう。
では、肝心のペッパーフードサービスの業績はどうなのか
株主優待が魅力的でも、会社そのものが大きく赤字になり続ければ安心はできません。
そこで最新の業績についても確認してみます。
2026年12月期 中間期
売上高:79億2,200万円
営業利益:1億3,200万円
経常利益:1億4,100万円
中間純利益:9,100万円
前年同期の売上高は70億3,300万円で、営業損益は1億2,100万円の赤字でした。
つまり売上高は前年同期比12.6%増加し、営業利益は、前年の赤字から黒字へ転換しています。
黒字転換については、株主としては注目したい変化です。
いきなり!ステーキ事業が業績を牽引
特に重要なのが、主力である「いきなり!ステーキ」事業です。
売上高:75億4,600万円
セグメント利益:9億2,000万円
売上高:前年同期比12.3%増
セグメント利益:前年同期比38.7%増
ペッパーフードサービスは、現在も「いきなり!ステーキ」を主力事業として展開しています。
私が今回優待で利用した店舗での食事も、まさに会社の中心事業ということになります。
2026年通期予想も上方修正された
さらに会社は2026年8月14日、2026年12月期の通期業績予想を上方修正しました。
従来予想
売上高:155億4,800万円
営業利益:1億100万円
経常利益:1億2,300万円
当期純利益:5,000万円
上方修正後
売上高:164億8,700万円
営業利益:2億2,600万円
経常利益:2億4,600万円
当期純利益:1億6,000万円
営業利益の予想は従来の1億100万円から2億2,600万円へと、かなり大きく引き上げられました。
少なくとも足元では、業績改善の動きが見えています。
ただし「黒字になったから安心」とは考えない
ここは優待投資をするうえで、とても重要だと思います。
2026年上期が黒字になり、業績予想も上方修正されたことはもちろんプラス材料です。
しかし、売上高約79億円に対して営業利益は約1億3,200万円です。
営業利益率を単純計算すると、約1.7%です。
つまり、黒字化したとはいえ、まだ非常に大きな利益を稼いでいる会社というわけではありません。
原材料費、人件費、光熱費などが上昇する外食産業では、こうしたコストの変化によって利益が大きく動く可能性があります。
ペッパーフードサービス自身も、資源や原材料価格などを経営環境上のリスクとして挙げています。
さらに、高市政権が打ち出している飲食料品の消費税率を1%に引き下げる案も、外食産業にとっては注意が必要です。
スーパーやコンビニなどで購入する食品が相対的に安くなれば、外食よりも自宅で食べる人が増える可能性があります。
店内飲食の税率が10%のままであれば、価格面では外食が不利になる可能性もあります。
そのため、ペッパーフードサービスにとっても、今後は客数や売上への影響を注意して見ていく必要があると思います。
財務状況は以前より改善している
財務面も確認しておきたいところです。
2026年6月末時点
総資産:約59億8,500万円
純資産:約34億8,700万円
自己資本比率:50%台後半
かつてのペッパーフードサービスは財務や業績への不安がかなり大きい時期もありました。
実際、2024年8月には「継続企業の前提に関する注記」の記載を解消したことを会社が発表しています。
したがって、現在を見るときには、「過去に経営が厳しかった会社」という事実だけで判断するのではなく、「そこから現在どこまで立て直しているのか」を見る必要があると思います。
優待投資で私が大切だと思ったこと
今回、実際に株主優待を使ってみて感じたことがあります。
株主優待株を見ると、
「年間6,000円もらえる」
「優待利回りが何%ある」
という数字に目が行きがちです。
しかし本当に重要なのは、「その優待を自分が本当に使いたいのか」ではないでしょうか。
例えば年間6,000円分の優待券をもらっても、
そもそもステーキを食べない。
近所に店舗がない。
期限までに使えない。
食べたい商品がない。
ということであれば、6,000円の価値を十分に享受できません。
反対に、「半年に1~2回いきなり!ステーキに行く」という人であれば、かなり使いやすい優待になる可能性があります。
「一番安いメニューを優待で食べる」が正解とは限らない
今回私が最も感じたのはここです。
株主優待だからといって、できるだけ現金を使わず、優待券の範囲だけで食べる必要はないと思いました。
1回目のワイルドステーキは量には満足しました。
しかし私は肉の硬さが気になり、食事そのものの満足度は高くありませんでした。
2回目の特選ヒレステーキは150gと量は少なめでした。
しかし、「また食べたい」と思えるほど満足しました。
そう考えると次回は、
優待3,000円 + 現金1,000円
というような使い方をしてでも、4,000円程度の特選ヒレステーキ200gを楽しむほうが、私にとっては株主優待の価値が高いのではないかと思っています。
優待は「無料で食べる券」ではなく「少し贅沢する券」と考える
株主優待の楽しみ方として、普段なら注文しない少し高い商品を注文するという使い方もかなり面白いと思います。
4,000円のステーキを現金で注文するとなると、「ちょっと高いな」と考えてしまいます。
しかし3,000円分の優待券があれば、自己負担1,000円で4,000円のステーキを食べるという楽しみ方ができます。
「普段より少し贅沢な食事を楽しむ券」
として使うのもよいのではないでしょうか。
私は次回、この使い方をしてみたいと思っています。
ペッパーフードサービスの株主優待で確認しておきたいポイント
✅ 500株以上必要
✅ 6月末・12月末の年2回が基準日
✅ 500株なら1回3,000円相当、年間最大6,000円相当
✅ 優待券には有効期限がある
✅ お釣りは出ない
✅ 実際に利用できる店舗が身近にあるか確認する
✅ 業績改善が今後も続くかを見る
株主優待は魅力ですが、優待だけで企業価値が決まるわけではありません。
今後注目したいのは「客数」と「利益」
ペッパーフードサービスを見るうえでは、単に売上高だけを見るのではなく、いきなり!ステーキの客数が増えているのかというところも私は注目したいと思います。
値上げをすれば、客数が減っても客単価上昇によって売上高が増えることがあります。
しかし長期的にブランドが支持されているかを見るなら、「お客さんが何度も来店しているのか」というところも重要です。
もう一つは利益です。
売上高が増えても、人件費や食材費がそれ以上に増えてしまえば会社には利益が残りません。
今後の決算で継続して確認したい数字
・売上高
・客数
・営業利益
・営業利益率
まとめ|2回目の優待利用で「株主になってよかった」と思えた
今回、ペッパーフードサービスの株主優待を2回使ってみました。
1回目に食べたワイルドステーキのランチは、量については満足しました。
しかし私には肉がかなり硬く感じられ、「優待がなければ、もう行かないかもしれない」というのが率直な感想でした。
そのときは、「この会社の株主になって大丈夫だったかな」と少し不安にもなりました。
ところが2回目。
特選ヒレステーキ150gを食べたところ、柔らかくて非常においしい。
一気に印象が変わりました。
150gでは少し物足りませんでしたが、「また食べたい」と思える食事でした。
業績についても、2026年上期は前年同期の営業赤字から黒字へ転換し、会社は2026年通期の業績予想を上方修正しています。
これは株主にとって明るい材料です。
一方で、まだ営業利益率は高くなく、今後も順調に利益を伸ばせるのかは確認していく必要があります。
その意味で私は、
「優待があるから安心して長期保有できる株」
と単純に考えるのではなく、
「優待を楽しみながら、業績改善が続くかを見守っていく株」
としてペッパーフードサービスを見ていきたいと思っています。
そして個人的には何より、次回、特選ヒレステーキ200gを食べに行くことが楽しみです。
※この記事は、筆者自身の株主優待利用体験と、2026年9月時点で公表されている企業情報をもとに作成しています。料理の味や食感についての評価は個人の感想であり、店舗、調理状態、注文商品などによって異なる場合があります。
※株主優待制度は今後変更・廃止される可能性があります。実際に投資する際は、ペッパーフードサービスの最新のIR情報をご確認ください。
※本記事は特定の株式の購入・売却を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

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