米HPが15%株高、バークシャーが筆頭株主に

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2月公表の保有有価証券報告書では昨年末時点ではバークシャー・ハサウェイのHPの株保有は、ゼロだった。バークシャーはHP株を4月初旬から買い増し、6日時点で11.4%の株式を取得した。

米国企業のHPとは?

HPは、デスクトップPCやタブレットPC、サーマルインクジェットプリンターなど、
革新的なテクノロジーを搭載した世界初の製品を次々と世に送り出した会社である。
2015年の分社により、イノベーションをさらに加速し、事業内容はPC、プリンティングおよび付随するサービス、ソリューション事業を提供。世界でもっとも安全で管理性に優れたPC&プリンター、デザイン性に優れたプレミアムPC、環境性能に優れたプリンター、ものづくりを変革する3Dプリンターなど送り出している。活動拠点は世界180カ国にも及ぶ。

HPが割安な優良株になったのか

 『HPの予想PER(株価収益率)は6日時点で8倍と米主要500社の平均(19倍強)を下回る。同社は好調な製品販売ペースが続き、2月には2022年10月期通期の1株利益見通しを引き上げた。パソコン周辺機器市場の拡大を見込み、昨年にゲーム機器のハイパー・エックスのパソコン向け周辺機器部門を買収。前月にはヘッドセットや音響会議システム機器のポリーの買収を発表し、事業拡充を進める。』(日経新聞4月9日朝刊より)
上記のように、良い判断材料が見受けられるが、ウクライナ情勢や新型コロナ拡大によってパソコンの需要が落ち込むという懸念もあり、モルガン・スタンレーは投資判断を「売り」に引き下げた。しかし、ウォーレン・バフェット氏は長期の経済的優位性があり、長期の業績予想に基づいて企業に投資をするという信念のもと、HPへの投資を判断したようである。

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