[第1試合]米国通信事業対決:AT&T【T】VS ベライゾン・コミュニケーションズ【VZ】

米国株

米国株対決の目的

米国株の同じカテゴリーの銘柄同士をいろいろな観点から対決させて勝敗を決める試みをしてみました。
米国株を始めたいけど、どの銘柄に投資をすれば良いかわからないという人の参考になれば嬉しいです。
まだ始めたばかりなので、少しずつ精度を上げていきたいと思います。
序盤は同じカテゴリー同士の対決になりますが、異業種の対決も少しずつ加えていくつもりです。

AT&T【T】はどんな会社か

世界最大級の総合通信会社となっています。
米国ではベライゾン・コミュニケーションズと2強になっています。
現在は4G LTEによるブロードバンドサービスを提供しています。
2020年には5Gサービスを全米で展開するが、5Gをいち早く手掛けたベライゾン・コミュニケーションズに遅れをとっている形です。
今後は5Gや光ファイバー網の強化など通信事業に専念するとしています。
業績としては、デイレクTV分割の影響で減収。
企業向けの通信も減少。
しかし、端末販売の伸びが寄与したため携帯電話では増加しています。。
さらにメディア部門もコンテンツやサブスクの収益は上昇しています。
2022年は通信は堅調に増加が続きますが、ビデオ部門の消滅により減収となります。
コスト抑制によって営業利益は増益となりそうです。
一言で言えば、今後の売上高は現在よりは下がりそうです。
その影響で、今年の4月より減配しています。

ベライゾン・コミュニケーションズ【VZ】はどんな会社か

AT&Tと同様、世界最大級の通信サービス会社となっています。

米国ではAT&Tと2強になっています。

2019年4月にモバイルサービスと5Gの商用サービスをいち早くスタートさせました。

しかし、最近は携帯電話の契約数でT-MobileやAT&Tなどに対してかなり劣勢になっているようです。

業績としては、2021年はビジネス向けは横ばいですが、買収したトラックフォンのプリペイド携帯契約が加わることによって、消費者向け端末収入が大幅な増加となっているようです。

コストの抑制が効き利益を回復してきています。 今後の売上高も現在より増加する見込みとなっています。

対決:AT&T【T】VS ベライゾン・コミュニケーションズ【VZ】

初戦:現在のPER対決→結果:AT&Tの勝利

«判定基準»
PERの値が小さい方を勝ちとする

AT&TのPER→8.90倍

ベライゾンのPER→9.77倍

初戦の対戦結果→AT&Tの勝利

第2戦:現在のPBR対決→結果:AT&Tの勝利

«判定基準»
PBRの値が小さい方を勝ちとする

AT&TのPBR→1.06倍

ベライゾンのPBR→2.67倍

第2戦の対戦結果→AT&Tの勝利

第3戦:現在の配当利回り対決→結果:AT&Tの勝利

«判定基準»
配当利回りが高い方を勝ちとする

AT&Tの配当利回り→6.0%
ベライゾンの配当利回り→5.7%

第3戦の対戦結果→AT&Tの勝利

第4戦:採用インデックス対決→結果:ベライゾンの勝利

«判定基準»
代表的な株価指数に採用されている数が多い方を勝ちとする

AT&Tの採用されているインデックス→S&P100、S&P500
ベライゾンの採用されているインデックス→ダウ30、S&P100、S&P500

第4戦の対戦結果→ベライゾンの勝利

第5戦:現在の時価総額対決→結果:ベライゾンの勝利

«判定基準»
時価総額が大きい方を勝ちとする

AT&Tの時価総額→165,643(百万USD)
ベライゾンの時価総額→223,450(百万USD)

第5戦の対戦結果→ベライゾンの勝利

第6戦:現在の総資産対決→結果:AT&Tの勝利

«判定基準»
総資産の額が大きい方を勝ちとする

AT&Tの総資産→551,622(百万USD)
ベライゾンの総資産→366,596(百万USD)

第6戦の対戦結果→AT&Tの勝利

第7戦:現在の自己資本比率対決→結果:AT&Tの勝利

«判定基準»
自己資本比率が高い方を勝ちとする

AT&Tの自己資本比率→30.15%
ベライゾンの自己資本比率→22.31%

第7戦の対戦結果→AT&Tの勝利

第8戦:現在のROE対決→結果:ベライゾンの勝利

«判定基準»
ROEが高い方を勝ちとする

AT&TのROE→12.24%
ベライゾンのROE→29.49%

第8戦の対戦結果→ベライゾンの勝利

第9戦:現在のROA対決→結果:ベライゾンの勝利

«判定基準»
ROAが高い方を勝ちとする

AT&TのROA→4.33%
ベライゾンのROA→9.16%

第9戦の対戦結果→ベライゾンの勝利

第10戦:最新の売上高対決→結果:AT&Tの勝利

«判定基準»
売上高の大きい方を勝ちとする

AT&Tの売上高→168,864(百万USD)
ベライゾンの売上高→133,613(百万USD)

第10戦の対戦結果→AT&Tの勝利

第11戦:最新の営業利益対決→結果:ベライゾンの勝利

«判定基準»
営業利益の大きい方を勝ちとする

AT&Tの営業利益→23,347(百万USD)
ベライゾンの営業利益→31,286(百万USD)

第11戦の対戦結果→ベライゾンの勝利

第12戦:売上高の推移対決→結果:ベライゾンの勝利

«判定基準»
過去5年~7年の間で、前年よりも売上高の大きいものの合計が多い方を勝ちとする。
ただし、予想売上高の推移も含む。

AT&Tの売上高の増加回数→3回
ベライゾンの売上高の増加回数→5回

第12戦の対戦結果→ベライゾンの勝利

第13戦:最新の純利益対決→結果:ベライゾンの勝利

«判定基準»
純利益の大きい方を勝ちとする

AT&Tの純利益→20,081(百万USD)
ベライゾンの純利益→22,065(百万USD)

第13戦の対戦結果→ベライゾンの勝利

第14戦:最新の一株益対決→結果:ベライゾンの勝利

«判定基準»
一株益の大きい方を勝ちとする

AT&Tの一株益→2.77(USD)
ベライゾンの一株益→5.32(USD)

第14戦の対戦結果→ベライゾンの勝利

第15戦:営業利益の売上高に占める割合対決→結果:ベライゾンの勝利

«判定基準»
営業利益の売上高に占める割合が高い方を勝ちとする

AT&Tの営業利益の売上高に占める割合→13.8%
ベライゾンの営業利益の売上高に占める割合→23.4%

第15戦の対戦結果→ベライゾンの勝利

第16戦:配当性向対決→結果:ベライゾンの勝利

«判定基準»
配当性向が低い方を勝ちとする

AT&Tの配当性向→58.2%
ベライゾンの配当性向→49.6%

第16戦の対戦結果→ベライゾンの勝利

最終戦:連続増配対決→結果:ベライゾンの勝利

«判定基準»
連続増配年数の大きい方を勝ちとする

AT&Tの連続増配年数→0年(減配したばかり)
ベライゾンの連続増配年数→15年

最終戦の対戦結果→ベライゾンの勝利

対決の結果→11勝6敗でベライゾンの勝利

大戦の結果は
AT&T 6勝11敗
ベライゾン・コミュニケーションズ11勝6敗
となりました。
現在はベライゾン・コミュニケーションズの方が優勢となっているようです。
AT&Tは減配してしまったというのが敗因の一つということでしょうね。
米国の通信事業に関してはベライゾン・コミュニケーションズの方に分がありそうですね。

(注意)本ブログは私独自の判定基準であり、投資を推奨するものではありません。あくまでも投資は自己責任でお願いします。判定基準は今後適宜変更することもございます。

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